どうも、コウタローです
みなさんはシンエヴァ見ましたか?
僕は去年からネトフリでテレビ版と旧劇全部見て
無料公開の序破Qを見てエヴァって面白いジャン!!!!!!となったニワカですがめちゃくちゃ良かったです…
あと箱根のえゔぁ屋にも行きました
箱根のエヴァ屋さん
— コウタロー (@kotarodayo1126) 2021年3月9日
最悪ドリンク売ってて笑った pic.twitter.com/o2tXJfA9xD
飲みたくね〜…
それはともかくシンエヴァ見た後にエヴァ熱がちょっとぶり返して「そういえば昔立ち読みしたけど買ってないエヴァ漫画あったな…」と思い買って読みました
その名も…
です!!
トニーたけざき先生といえば
「岸和田博士の科学的愛情」ではハチャメチャSFギャグ
「トニーたけざきのガンダム漫画」では安彦良和先生の絵柄を完コピしてふざけまくる
などなど非常に高い画力でしょうもないギャグをやることに関しては右に出る者はいない漫画家です
まあ百聞は一見にしかず!どんなノリなのか試し読みの範囲だけで見てみましょう!
はい。
これで大体のノリがわかったと思います
こんな感じで限りなくキャラデザの貞本義行先生に近い絵柄でしょーもないギャグをやりまくるショートショートギャグパロ集となってます
もちろんカラーも公認!
良かった…
自分の好きな作品を無許可で弄り回されてる庵野秀明はいなかったんだね…
というわけで矢継ぎ早に悪質なエヴァパロが繰り広げられるこの漫画の中で
僕が好きなヒドい話を3本紹介したいと思います
第10話 「下心を、君に」
アスカ「私をオカズにしたんでしょ?」
ミサト「大人のキスよ」
レイ「私と一つになりたいんでしょ?」
というヒロイン(?)三人が旧劇でシンジくんに言うシーンで三人がめちゃくちゃブスだったらどうなるか?というヒドい話です
まあエヴァってアニメだから当たり前ですが基本的にみんな顔が良いのでブスにしたらめちゃくちゃ悲惨なことになってるのが面白かったです
当時エヴァのコスプレしたブスな女オタクがこういうモノマネしてたんだろうな…(ちくちく言葉)
第五話「男の戦い」
テレビ版エヴァで風呂上がりのシンジくんがミサトさんの前にうっかり出ちゃうシーン、あるじゃないですか?
テレビ版ではちんこの部分は不自然なビール缶とつまようじで隠してたわけですが
この漫画では「ギリギリちんこを見せてサービスをしたい」とつまようじを動かそうとするミサトさんと「動かしちゃダメだ」というシンジくんによる
意地をかけた熱きしょうもない戦いが繰り広げられます
一見するとオゲレツなパロディですが
エヴァというのはいわば
「見られたくない部分を他者に見せたくない、受け入れられるのかわからなくて怖いから」というテーマの作品でもあります
つまりこれは人類を補完することですべてを共有しようとするゼーレと他者の干渉を拒むシンジくんの対立のメタファーなのではないでしょうか?
オチも含めてなんとなく暗喩的な話です(そうか?)
第19話「決戦、第三新東京市立第壱中学校」
これまでの二話や他の話はふざけまくった話ばかりですがこの話だけはどこか不気味な話です
シンジ達が通う中学校の数学の授業ではいつものように壮年の教師が隕石により起きたセカンドインパクトについての脱線話をしています
しかし、そのトーンは突然変わり
「それらは全て欺瞞なのです」という言葉からヒートアップし使徒、ネルフ、エヴァンゲリオン、そしてゼーレによる人類補完計画などをヒートアップしながら話し始めて…!?
という話です
他の話がギャグだらけの中これだけおふざけが一切無くどこか異質なSF短編の雰囲気を感じる一作となっています
オチはありきたりといえばありきたりですがなんとなく好きな話でトニーたけざき先生の力量を感じる一作です
とまあ他にもシンジくんとカヲルくんが漫才する話
リツコとゲンドウの過激なプレイ
シンジをひたすら罵るアスカ
ゲンドウと冬月がゼーレを作ったばかりの時の話
などなどカラー公認とは思えない非常にヒドい話ばかりな一冊
シンエヴァが
「さらば、すべてのエヴァンゲリオン」と言っていたので「すべてのエヴァンゲリオン」の一つとして読んでみてはいかがでしょうか?