【UNDERTALE】MEGALOVANIAの初出!『EARTH BOUND Halloween hack』がMOTHER2のヘイト二次創作だった!?
どうも、コウタローです
みなさんはMEGALOVANIA…好きですか?
今やスマブラでも聴ける超カッコいい名曲
としておなじみのこの曲
しかしこの曲の初出が若かりし頃のtoby foxが作った
「EARTH BOUND Halloween Hack」
というMOTHER2のハックロムであることを知っている人はわりといると思いますが
日本語の資料がまったくないので実際どんな作品なのかは知らない人は多いでしょう
(にしてもハックロム初出の曲がスマブラで聴けるのってすごいですよね…)
ということで今回はこのハロウィンハックがどんな話でどこがヤバいのか?ということを紹介しようと思います
ただし、ハックロムなので違法だしそもそもどこでやれるかわかんないのでYouTubeのプレイ動画を見てそれをかいつまんで話してるようなもんだし僕は英語が苦手なので所々間違えてると思うので鵜呑みにしないようにしてください!!!!
あとMOTHER2のネタバレとかかなりグロかったりエグい描写もあるので気をつけてください
参考にした動画
https://m.youtube.com/watch?v=t0E3G7UuF9g
あらすじ
過去へタイムスリップし、ギーグを倒したネス達
しかし、このハックロムの世界ではネス達四人は現代に戻れずロボットとして朽ち果てて死んでしまった…
それから時が過ぎ、
物語はツーソンにいる主人公
賞金稼ぎのvarikは前市長からモンスターを殺すように依頼を受けます
依頼を受けた彼はネズミやスカベンジャーのいる下水道を通り抜け
変わり果てたウィンターズに到着
そしてそこにあるアンドーナツ博士の研究室へと行きます
ひどく憔悴している博士は「自分は息子と三人の友人を殺してしまったのでその罪の為に賞金稼ぎに殺されるかもしれない」と恐怖し
博士は機械を使ってマジカントへと逃避しました
varikも妊娠した悪魔の腹のような機械へ入り
アンドーナツ博士を殺す決意を固め、彼のマジカントへと向かうのだった…
…ダークすぎない!?!??
元のゲームであるMOTHER2はたまにダークな一面が見えたりしますが基本的にはわりと牧歌的
なんですが
このハロウィンハックではまずネス達は死んで、アンドーナツ博士は罪に苛まれ、主人公は殺し屋
というひたすらに暗すぎる話になってます
その暗さに呼応するかのように
ツーソンの町の人達の会話もなんだか物騒だったり
市場ではドラッグが販売されていたりと
そして何よりも本作の真の主人公である
アンドーナツ博士
ネスと息子のジェフを含む四人の子供達を過去の最低国にいるギーグを倒す為に迷いながらも
魂を抽出し、ロボットに魂を入れてタイムマシンで過去へ送りだした博士
原作ではギーグを倒した後
力付き倒れながらも奇跡により魂が現代に帰還してハッピーエンドを迎えましたが
ハロウィンではこのまま倒れたままで現代に戻らず
息子と友人を世界の平和の為とはいえ殺してしまったアンドーナツ博士は罪の意識に苛まれ発狂
そんな彼の思い出や心象風景を具現化した世界、マジカントへvarikが向かうわけですが…
原作でのマジカントはネスが今まで出会った人々の思い出や記憶を辿って自分を知り、覚醒するといういわばパワーアップイベントでしたが
罪の意識に苛まれた博士のマジカントでは自分自身を責めるような痛々しいイベントが多く待ち構えています
例えば、博物館に行くとネス達が展示物として飾られていて、説明文を読むと「アンドーナツ博士が英雄的行為により殺した子供達!」と皮肉たっぷりに書かれていたり
研究にかまけていた為家庭を顧みず、妻に愛想をつかされて失ってしまったという昔の記憶の後に
博士には無い男性的な象徴を具現化した敵キャラ
「NO」と戦うことになったり
ネス達を過去へと送ったどせいさんと協力して博士が作ったタイムマシンが
まるで悪夢の象徴かのようなモンスター
「位相破壊機」として襲いかかるなど
彼のトラウマや後悔が具現化しているようなイベントや敵が多く、あまりにも悪趣味すぎて逆に感心するレベルです
個人的にはこの敵が好きです
博物館のイベントを起こしてないか原作ではバグか仕様かでエンディング後に唯一戦えるモンスターである「しばきひびわれ」を「私のことを覚えていますか?」という名前の雑魚敵にしているのはなかなかtobyらしいセンスだなぁと思いました
そしてUNDERTALEへと繋がる要素も多数あります
主人公であるvarikはHEROと呼ばれ
姿もまるでJRPGの勇者を彷彿とさせます
ハロウィンハックではアンドーナツ博士のマジカントへ行く前に
「あなたはアンドーナツ博士を殺しますか?」
という「いいえ」が空白になってる選択肢が提示され
最終決戦ではアンドーナツ博士がvarikに対して
「お前はヒーローなんかじゃない」と告げるなど
UNDERTALEにもある
「モンスターを狩るゲームの『ヒーロー』という存在への懐疑的な視点」の原型を感じられます
あと殺伐としてるとはいえ町の人の台詞もMOTHERとUNDERTALEの中間みたいなちょっと抜けた面白さもあるなど中々クスリと来ました
ちなみにUNDERTALEに出たアマルガムメイトと同じ名前の敵も出てたりします
tobyはさあ…こういうモンスターが好きなん…?
そしてこの作品に外せないのはやはり素晴らしい音楽
https://m.youtube.com/watch?v=qllHW31Ciic
アンドーナツ博士戦で流れるMOTHER2の音源の
MEGALOVANIAは我々がよく知る曲とは違い落ち着いたテンポでしみじみとアンドーナツ博士に潜む狂気を表していてsans戦のアレンジとはまた違った名曲になっています
希望溢れるオネットの街で流れるテーマを
閉塞感と絶望と停滞感溢れるくらい曲にアレンジした曲名からして邪悪な
「Dead onett」
個人的にはMEGALOVANIAより好きなこの曲
「Techno boss battle」
マザー2 の戦闘曲特有のサイケデリックな曲調となんとなくUNDERTALEらしさも感じるカッコいい曲調が良い…DELTARUNEでも使ってくれ〜〜〜!!!!!!!
とまあ、触りでガバガバではありますがハロウィンハックの悪趣味さとその魅力について紹介しました
正直MOTHER2ファンからしたら狂ったアンドーナツ博士の話なんてヘイト二次創作でしかないし
tobyfox自身も「汚い言葉を使ってしまった若き日の恥ずかしい作品」と黒歴史扱いしていたり(後に糸井重里と対談した時にどう言われたのか気になる)
というかそもそも違法改造のハックロムだし
と中々にイリーガルな作品ではありますが
後のUNDERTALEに繋がる要素も見受けられたり改造としても出来が良いので是非動画を見てみてください!!!!
あともし良ければ誰か日本語字幕付きをニコニコとかに上げたりもっとクオリティの高い紹介記事を書いてください…
ここまで読んでくださりありがとうございました!
【おまけ】
ハロウィンハックのファンアート描いたから見て❤︎
#MOTHER2 EARTHBOUND halloween hack - コウタロー@fanboxのイラスト - pixiv
【追記】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm39556833
ハロウィンハックのめちゃくちゃ詳しい解説動画が出たから見ろ!!!!!!!!!!